お墓にお参りに行きますと草取りが大変だ、とってもとってもどんどん草が生えて困っているという相談を受けます。
墓地の草対策を考えてみました。
対策その1、全面に石を貼る
当社でも新規に墓石を建てる場合、ご希望、ご予算があえば墓所の隙間を石張りにすることがあります。山のそばで落ち葉が多い,土で汚れやすい場合などに掃除が比較的しやすいです。ナチ黒仕上げに比べて費用がかかるのと、既設の墓所は新規に比べて費用がかかりますので新規の場合におすすめです。
隙間を石張りにしています。
隙間をすべて石で貼っています。山の際のため落ち葉が多く掃除が大変なため石張りにしています。
対策その2、コンクリートを打つ
これはたまに当社でも行います。コンクリートを打ち、水抜け穴をあけて上にナチ黒を敷きます。石張りより安価にできます。
対策その3、防草シートを敷く
ホームセンターでも売っている防草シートを敷く対策です。難点はシートの耐久性の問題があり、墓地でもたまにみかけますが、シートが劣化してくると後の状態があまりよくないようです。シートがボロボロになっているのをみたことがあります。ボロボロのシートと土が混ざってしまい次の施工時にボロボロのシートのかけらの除去が大変だったことがあります。
対策その4、除草剤を撒く
墓所が広いと除草剤でないと対応できないこともありますが、5㎡までくらいのところなら他の方法をおすすめします。狭い墓所に薬剤をかけすぎて土が盛り上がってしまった状態のところをみたことがあります。狭い墓所で薬剤の撒きすぎには注意が必要です。
対策その5、防草マサ
当社で新規に墓石を建てる場合は標準仕様で防草マサを使って防草対策を行っています。表面のナチ黒の下に防草マサを敷いておくと草が生えにくくなります。
また最近は既存のお墓で防草対策としても防草マサを使っています。墓所内の草、土を取り除いてから防草マサを撒きます。
新設、既存墓所ともに今一番有効な防草対策だと考えています。
防草マサをしきならしています。この上にナチ石をしきます。